テレパシー少女 蘭『蘭、テレパシー! 〜ねらわれた街〜』

 全般的に中途半端な印象でございました。設定も演出も画面構成も、と。私がSFを(少し)読んでいた頃はテレパシーですとかテレパスというのは精神感応という意味で使われていて、あの描写ですと「サイコキネシス」もしくは大まかな括りで「エスパー」と呼ばれてたように記憶していたのですが、今は違うのでしょうかしら?
 前作(「電脳コイル」)の反省(?)からか随分とわかりやすさに重点を置いたような作りは、この時間の本来の視聴対象者向けだと思いますからそこは評価したいところなのですが、残念なことにこの作品も私の嗜好とはズレがあるようで、次回の展開次第では感想を書くことを放棄するかもしれません。「アリソンとリリア」の時も書きましたが、これはあくまで「波長」の問題で作品の内容とは全く関係はありません。総ては次回次第でございます。