コードギアス反逆のルルーシュR2『朱禁城 の 花嫁』

自分たちの身の安全と身分の保証を貰う代わりに天子をブリタニアに「売り渡し」た大宦官たちを許せず、かつて自分を救ってくれた天子との幼くも純粋な誓約を守るため星刻は逆賊の汚名を着ることも厭わず婚礼の行われている朱禁城に乗り込む、といった美しくも悲しい物語になるはずでしたがルルーシュくんの登場で全部台無しでございました(笑)
 それにしてもルルーシュのキャラとしての存在感はやはり別格であります。主役はこうでなければいけません。さて、相変わらず外道な行動を躊躇うことなくしておりますが、天子を略奪してブリタニアと中華連邦との分断は可能でも、中華連邦の民衆の心をつなぎ止めておく手段は考えているのでしょうか? 来週の展開が楽しみですが、説得力のある脚本をお願いいたします。
今週のルルーシュくん
 今週はルルーシュ以上にエキセントリックなニーナが出てきたおかげで若干影が薄くなった印象でした。この子もルルーシュくんに人生を壊されたひとりですが、その言動を見ていますと同情、と申しますか感情移入できません。スザクといいこの子といい本来被害者(スザクは微妙ですが)であるキャラの方が悪役に見えてしまうのも、ルルーシュくんの人徳のなせる業と言ったところでしょうか(多分絶対違います)
 今回は天敵シュナイゼルとのチェス対決の折にその弱さを指摘されておりました。肝心なところで命取りにならなければよいのですが。