劇場版『相棒』

 日曜日に観てきました。お客さんの入りはまあまあでした。公開から1ヶ月経っていたことを考えますと健闘しているといったところでしょう。
 TV版のファンとしては楽しめたのですが、同時に色々気になったところもありましたので箇条書きにしてみました。

  • レギュラー、セミ・レギュラーを出しすぎで、散漫な印象になっていた。もう少し整理して欲しかった。
  • 劇場版で予算があったとはいえ、右京さんのアクションシーンはさすがにやりすぎに思えた。
  • その割りに特殊効果がいまひとつに見えた(爆破シーンは特にチープ)。

 他にもあったような気がするのですが忘れてしまいました(笑) ストーリーについては特に感想はございません。こういうお話が作りたかったのだろうと思いますし、それについてとやかく言う立場でもありませんし。ただ西田敏行が演じた父親には少し不満もあって、常識人で優しい父親が悲しみと怒りから一線を越えたあとの「狂気」が不足していたように見えました。
 劇場版と言うことで、(スタッフの)力が入りすぎたのでしょうか、お話の規模が大きすぎていつもの「相棒」からは若干外れていたようにも思えましたので、次回は肩の力を抜いて純粋に推理物の「相棒」が観たいものです。これだけヒットしたのですから多分東映はやるでしょう(笑)