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マクロスF ♯8『ハイスクール・クイーン』 戦士の休息の巻という事でしょうか、騒々しい学園生活の描写が楽しかったです。こういう「なんでもない一日」が、作品が完結したときに視聴者に「ああ、あんな幸せな一日が彼らにもあったのだ」と思い起こさせる引き金になるのだろうと考えるのは、いくらなんでも早計でしょうか。でもこういうエピソードは絶対必要ですし、そこに目配りが行き届いている監督は流石でございます。
 今回はラストでランカの歌を聴いていた「謎の生物」と、それを影から見ていた前回バジュラの中にいた謎の少年ですとか、レオン・三島の「ランカを監視・・」の台詞など色々興味深い展開もありましたし、ランカの下積みの悲哀もふくらませればそれで1エピソードになりそうでしたが、「ノーパンで学園中を駆け回るシェリル」の前にはすべてがかすんでしまいました(笑)
狂乱家族日記 ♯7『謝々!暗殺中華!』 「黄汁炸鮮魚(ホワンヅーヅシェンユイ)」は美味しそうでした(笑) 今回はゲストキャラが立っていて、乱崎家とのバランスが取れていました。そうするとネタとしては小ぶりなのですが、途端にお話が面白く感じてしまいますから不思議でございます。
 これまでのお話にいまひとつ乗り切れなかったのは、乱崎家のキャラが強烈過ぎてそこだけでお話が完結してしまうためだったようです。実質20分のアニメの中でゲスト・キャラを「立てる」のは難しいとは思うのですが、しかし今回のように出来ないこともない訳で、その成否がこの作品の生命線だと思うに至りました。スタッフは大変でしょうがこれからも頑張っていただきたいものでございます。