コードギアス反逆のルルーシュR2『棄てられた 仮面』

ルルーシュの当初の目的は「ナナリーの幸せ」と「母親を殺した者への復讐」(少し違いますか)だったと思いますが、現在のナナリーの幸せのためには「ゼロ」が邪魔であることに気が付いてしまいました。元々無印の22話で「あんなこと」さえなかったら、「ゼロ」は消えていたのかもしれませんから、因果応報とでも申しましょうか。本作品のこういう皮肉たっぷりな脚本はキャラに思い入れのある方は憎らしいのかもしれませんが、私はそうではありませんから大変好ましい仕上がりと喜んでしまいます。ルルーシュにはもっと艱難辛苦を与えて下さる事を希望しております。
今日のルルーシュくん
「いいんだ、いいんだ俺なんて・・・」とすっかりイジケモードに突入してしまいました。挙句に「薬に手を出す」「女の体に逃げ込もうとする」と、典型的なダメ人間になりそうでした。梶原一騎先生が原作でしたら「落ちるところまで落ちて、そこからの復活!」という展開になるのでしょうが、さすがに「昭和」ではありませんからそうはなりませんでした(笑) スタッフとしては繊細で弱さを持ったキャラのルルーシュくんを描いたのでしょうが、シスコンぶりが際立っただけに見えてしまいましたよ。妹から自立しないといけません(笑)