RD 潜脳調査室『ラブ・レター』

今回気が付いたのですが、女子甘いもの食べすぎです(笑) 先週はパフェで今週はケーキです。「ぽっちゃり」にもなる訳ですね、納得。
さて、お話は完全にミナモ主導の展開になってまいりました。直接的にメタルや電脳のお話を展開するのではなく、いくつかのエピソードを積み上げる事によってそれらを浮き彫りにしようという事なのでしょう。下手なスタッフですと散漫になって焦点がぼやけてしまうところですが、このスタッフにはそうした心配は無用のようです。
今回は電脳化していなかったからこそ伝えられた想いを描くことによって、メタルが万能ではないというお話でしょうか。この時代に珍しい「完全な生身」のミナモが動くことによってメタルの不自由さが回を追って描かれて行くのかもしれません。
「小湊沙織」の書いたラブ・レターの中身は最後まで開示されませんでしたが、波留の書いた「この仕事が終わったら、会いに行きます」という手紙と、そこに残された涙の跡で全部表現してしまうのは上手かったです。同じ時を歩む事はできなかった恋人に出来る唯一のこと、彼女が電理研をやめてネオブレイン社を起業し託体ベットを作った理由も語られはしませんでしたがそういうことなのでしょう。
波留の「私はほんの少しだけ、眠っていただけなんですがね・・・」という台詞が悲しくも余韻のあるエピソードに相応しい締めでございました。