色々

何度目かの「カリオストロの城」を観てからGyaoで更新されていた「マクロスF3話」と「狂乱家族日記2話」を観ました。
カリオストロ・・・」は今さら書く事はありませんが、不意にがらがらの汚い劇場で朝(といっても11時頃だったと記憶しております)一から夜の9時過ぎまで一日中観ていたことを思い出しました。あの頃は今のように入れ替えもなく、その気になりさえすればそういう事も可能な時代でございました。民生用のビデオはまだ噂に聞く段階だったような記憶(ビデオ自体は存在していたと思うのですが、目の飛び出るようなお値段で少なくとも庶民に手が出る機械ではなかったと記憶しております)でしたので「どれくらい頭に残せるかが勝負」のようなところがありましたので、このような馬鹿な真似も苦にはなりませんでした。それ以前に「面白かったから何度でも観た」というのが正直なところなのですが。
こんな馬鹿な真似をした作品は、この作品と「エースをねらえ!」の2作品だけでしたが、「エース・・・」の方は併映(思い出せない・・・)がありましたので「カリオストロ・・・」より辛かったという記憶も甦ってきました。若気の至りでございます。
マクロスF ♯3『オン・ユア・マーク』を観ていて河森正治さんの手腕の見事さを再確認しました。マクロスはミンメイ編(便宜上こう書きますが、こんな呼称はありません)しか観ていませんから他の作品がどういう展開だったのかはわかりませんが、本作はミンメイ編と地続きの続編なのですね。
正直キャラデは好きな部類ではありませんが、そんなことが気にならないほどのスピード感が心地良かった。やっていることはミンメイ編と変わらないのかもしれませんが、上手にUp to Dateされていますから古手のファンも満足しているのではないでしょうか。あとは「愛・おぼえてますか」「天使の絵の具」のような歌が生まれるかどうかが鍵かもしれません。この辺は「運」みたいなものですから祈るしかないでしょう。
で、1話を観逃したのが悔しかったのでイリーガルな方法で視聴してしまった事をお詫びします(誰に?)。2パターンの『クロース・カウンター』があるのですね。両方観てしまいました。ごめんなさい!もうしませんから!
それにしてもヴァルキリーの格好良さは全然色褪せていません。またプラモを買いたくなってしまいました。
狂乱家族日記 ♯2『宴の時間は終わらない』は面白いのですが、なにかこう安定感が足りないような気がします。長女・乱崎優歌の設定がシリアス過ぎることが原因なのでしょうか。他の家族もなにかしらのシリアスな設定はあるのですが、そんなものは笑い飛ばしてしまいそうなパワーがあるのに、優歌だけには現状ではないというところが辛いのかもしれません。なにかの拍子で母親をも凌ぐ人格変更があるというのならば笑いに結び付けられそうなのですが。
1話を観て母親・凶華をメインにしたコメディ路線かと思えば、2話では一転優歌の弱さを描くあたりがバランスの悪さの原因でしょうか。視聴者を煙に巻くくらいのパワーで押し切ってくれますと面白い作品になりそうな予感はするのですけれど、そこまで「お馬鹿」になれないと中途半端で終わってしまいそうな気もいたします。