コードギアス反逆のルルーシュR2『逆襲 の 処刑台』

前回も危惧しましたが、今回なんとなく説明されたロロのギアスでしたがやはり反則という印象は否めませんでした。例えば「ギアス持ち」には無効という縛りがあるだけでも受け止め方は違うと思うのですが、現状のままですと「コードギアス・・・」という作品世界のバランスが崩れてしまいかねません。もっともこのスタッフですから、そのうちこちらの考えなど及ばないような展開がくると期待して待つことにいたします。
今週のルルーシュくん
今日のエピソードを観ていて「ルルーシュは絶対後ろから刺されて最後を迎えるタイプ」だと思いました。スザクと対決してとか父親と刺し違えてとか、あるいは革命に失敗して捕らえられて刑死するなんてことはありえないと確信しました。なんと申しましょうか、ルルーシュくんの後ろでナイフを手にした人の列が見えてしまいました(笑)
さて、ルルーシュくんは人の心理を読む洞察力と口先一つで人を操れる天才詐欺師のような能力があるのですから、ギアスなんてなくとも世界の一つや二つは掌中に収められそうでございます。人をたくさん殺しても「悪党」になれるわけではなく、その人殺しを自由に操る者こそ本物の「悪党」であります。ルルーシュに比べるとロロなんてまだまだ子供でしかないのだと思い知らされました。
それにしても「散々使い倒してボロ雑巾のように捨ててやる!」の台詞は福山潤さんの熱演もあって最高でございました。私の知っている限りアニメの主人公でこれだけの言葉を喋った方はルルーシュくん以外思い付きません(笑)
そうそう、今思いだしたのですが望月三起也さんの名作「ジャパッシュ」の主人公日向光も同じようなタイプの主人公でした。彼も人心を操る事で世界を手にする寸前まで行ったキャラでしたが、その日向は自分から女の子に渡した拳銃で撃たれて死ぬという最後でございました。・・・こういうキャラの末期はそういう地味な死に方が相応しいのかもしれません。いや、ルルーシュくんがそうなると断言するわけでも期待しているわけでもありません!個人的には世界を手に入れ高笑いしたルルーシュくんのアップでエンドという方がずっと好みなのですが。