アリソンとリリア『二人のいる世界』

くまいもとこさんて凄い・・・。「今日からマ王!」の本日(4月24日)放送分は『グレタとユーラム』と言う訳でグレタが主役でしたが、このグレタとヴィルの両方の声優さんがくまいもとこさんであることに今気が付いた次第です。きちんと声質変えているのですね。2作品を続けて観て、改めて声優さんの凄さを感じました。
で、本編ですが急転直下です。このネタで引っ張るのかと思っていたのですが完全に予想を裏切られました。この作品の方針は「冒険物語」ではなくて「青春物語」に重きを置くということのようです。であれば「戦争を終わらせるお宝」が「超兵器」の類でなくても納得。アリソンとヴィルにとってこのエピソードも青春の1ページにすぎないわけですから、これはこれで・・・。それでもワルターの扱いが不十分だったこと、悪役があまりにもしょぼかったことなどは「どうにかならなかったのか」と思います。なんとなく生煮えといったところでしょうか。
なんとなく盛り上がりに欠けるような気がするこの作品のことをつらつら考えましたが、多分この作品の「世界」が十分に描かれていないことが原因ではないか?というところに行きつきました。架空の世界を描く以上、主人公たちがどのような世界で生きているのかを説明するのは必要なことで、それは「二つの国が長い戦争をしてきた世界」というだけでは不足していると思うのです。なんというか、こう・・・、すみません、眠くて思考能力が働かなく良い言葉が思い浮かびませんが察して下さい(笑)
時雨沢さんが以前書いていられた「キノの旅」のアニメ版は明確には「世界」の説明をなさっていませんでしたが、それでも十分雰囲気は伝わってきていたのでこれはスタッフの差なのでしょうか。だとすると本作が上向きに転じるのは難しいかもしれません。