アリソンとリリア『敵国へ!』

第2話まで視聴してなんとなくですが単純明快な冒険物語ではないかと思うようになりました。それならそれで問題はありません。好物ですから。ゆっくりとですが物語りが進みだして、主役二人の人物像もそれなりに立つようになったことで前回よりも集中して視聴できました。
少しキツイ良い方になるのですが、(原作を読んでいないの以下は憶測で書きますが)仮に原作本の1ページ目から順番に映像化しているのだとしたら「スタッフは分かっていない」と言いたいですし、再構築してこのテンポだとしたらやはり「スタッフは分かっていない」と言いたいです。冒険物はスピードが命でしょう?少なくとも物語の導入部分ではそうした「つかみ」は絶対必要だと思います。物語に視聴者を引き込んだ後で何をしようと構わないとは思うのですが、冒頭をスローで入るのでしたら他の要素(つまり作画の部分でございますが)が必要でしょうし、残念ながら本作ではそうしたものが見当たりませんでした。3Dで描いた飛行機シーンだけではいかにも弱いです。
と書きましたが最初に申し上げたとおり、動き出した冒険には興味が持てましたので次回を楽しみに待つことにします。ところでスタッフロールを見ていましたら「羽根章悦」さんのお名前が!まだ原画を描いていらしたんだと嬉しくなったのと、まだ描かないといけないのか(趣味で描いておられる訳でもなでしょうし)と少し暗くなってしまいました。数年前どこかで作画指導しているというお話を読んだので、今回は単純に「ヘルプ」なのかもしれません(希望的観測です)が、そうでないとしたら物悲しいものがありますね。勝手なお世話なんですが。