RD潜脳調査室『ウラシマドライブ』

Gyao」にて配信が開始されましたので、帰宅して視聴。最近こんな風にネット視聴なかりしていますので家人の視線が痛いです。それはともかく本来であれば視聴できなかったアニメを、放送当日ではないとはいえ視聴できる配慮をしてくれた日本テレビさんには場末のブログからも感謝を表明しておきます。
さて本編ですが冒頭から「?」の嵐でした。原作も読んでいませんし、公式サイトも訪問していませんでしたが、仮にそれらをクリアしていたとしても理解できたかどうかは疑問です。歳を取るとこういう理解力が著しく低下するのですが、それでももう少し親切設計な初回だとありがたいのですが。2・3回見返せば良いのでしょうかしら。
仕方なく公式サイトを訪問してきました。

2061年、人間がネット社会を構築して50年。人間同士が意識で繋がることができる理想実現を期待されたネット社会だったが、個人情報の流出、情報の改竄など、新たな社会問題が現象化しているにも関らず、人は尚、取り交わされる情報をネットに依存し、ネットからの離脱を選択することはできなかった。
その結果、セキュリティを強化した新たなネットワーク空間の構築が望まれ完成したのがメタリアル・ネットワーク(略してメタル)である。メタルは情報化された個人の記憶をバブルシェルという泡状の有機的電脳防壁で擬似的にスタンドアロン化させ、人々の生活に浸透していった。
だがその結果、人は安全なメタルの中で本能を解放し、爆発させることを憶えた。
解き放たれた本能に押し出される形で、個々の意識は情報の海に溺れ、欲望の圧力に曝される。
だが、人が生きている舞台は規律で縛られた現実世界である。二つの世界の間に奇妙な摩擦が生れ、それが在らざる歪みとなって世界に現れはじめていた。
そうした歪みの原因を調査、究明するため、メタルの海に挑むエキスパートを、人々は電脳ダイバーと呼んだ。
この物語は、リアルとメタルの狭間で起こる事件を調査する電脳ダイバー、波留真理の物語である。

この設定をあの放送から読み取るには私の読解力では無理でございました(笑)それを踏まえれば初回は楽しめました。海の描写が綺麗だったとか、森功至さんが久々に主役だったとか、キャラデが微妙に「ふくよか」(特に太ももが)だったとか、「所長」がエロかったとか・・・。本編と関係ないところばかりが気になってしまいました。
画面は最近のI.Gは安定感があるようなので最後までこのレベルで行けそうですし、小難しい設定も了解(といっても放送されたものから理解したのではありませんから、それはそれで問題だと思います。「一見さんお断り」という作り方*1は若干の問題もあるのではないでしょうか)しましたし、次回からは物語りも動き出すでしょうからそれなりに楽しめそうです。

*1:とはいえ本作は、日本テレビさんが放送だけでなくネット・携帯とも連動した企画ですから事前に「日本テレビの当該サイトやI.Gのサイトを見て下さいね」という事でしょうし、視聴者がそうした行動をしてくれないといとこうした展開を試みた意味がなくなるのかもしれません。ここは日本テレビさんに敬意を表して公式サイトを覗くのが正しい視聴スタイルなのかもしれません。