Project Blue 地球SOS『遊星人の罠!インビンシブル号応答せよ!(前編)』

ベタベタと申しましょうか、セオリー通りと申しましょうか、期待通り・定型な展開。それが悪いというか、それに腹を立てていた時期もあったのですが、ある年齢以上になるとそういった些細なことは気にならなくなるので不思議です。子どもの頃大嫌いだった「ナスと椎茸」が、今は大好きになったのと同じでしょうか、違いますか、そうですか。
むしろそのベタなお話をどう料理するのかという方に興味があったのですが、このスタッフは少し真面目だったようです。もう少しはじけても問題なかったと思います。迫りくる敵に為す術もなく次々と倒れていく味方、僅かな勝機に賭け、それに勝った後で新型戦艦で敵を一掃!なんて燃える展開なのですが、もうひとつ盛り上がりに欠けていました。こういうところはノリで中央突破する方が正しいと思うし、去年それを堂々と照れずにやった「天元突破グレンラガン」を観た後だと、その思いはより強くなります。
矛盾のないお話を期待して観ているわけではないので、その辺が残念といえば残念です。