Project Blue 地球SOS『侵略の魔手!G反応炉作動せず(後編)』

後編というから決着を見るのかとおもいきや、次回に続きました。ここからは細かいエピソードを挿まないで、最後まで一気呵成に行くのでしょうか。さて、G反応炉の停止という事態から、お空の上の「ビリーパパ」がピンチになり、日頃のビリーでは考えられない思慮の浅い行動の結果、「おじいちゃんず」が無駄死にしてしまいます。「日頃の」と書きましたが、さすがのビリーも実の父親の危機には平静ではいられなかった、と描きたかったのかもしれませんが、ここに至るまで父親とビリーの関係の描写が不足していたため、正直「なんで?」と思わずにはいられませんでした。反発しているにせよなんにせよ、それらしいエピソードが欲しかったと思いました。
「おじいちゃんず」に関して言えば、このエピソードが必要だったか疑問でした。ペニーの忠告を無視してまで救助に向かわせようとしながら、見せ場のひとつもなく爆死って、あまりといえばあんまりです。前回のペニーの両親の「二度めの死」には意味があったと思いますが、今回はどうなのでしょうか。無意味な死にも意味を持たせる描写は必要ではないのか、てなことを考えてしまいました。