電脳コイル『赤いオートマトン』

正式には「サーチマトン」略して「サッチー」。「ぼくサッチー、よろしくね」と愛想(?)を振りまきながら街中を徘徊・・・、怪しすぎます。が、忠実に任務に励むその姿には親近感が湧いてくるから不思議です。

今回はハラケンのための回でした。「こうして見ると、どこにでもいる普通のハラケンよね」というフミエの不適切な発言で幕を開け、サッチーの研究、ハラケンの過去、カンナの死の謎・・・色々と盛り沢山な内容でした。そういった合間にも年下の妹が姉につきまとうといった日常描写がしっかり挿入されているなど、磯監督の目は行き届いていて頼もしいかぎりです。

最後、京子の新しいマイブームが、自分のピンチに颯爽と現れて助けてくれた「おばちゃん」なのは良く分かるし、実に微笑ましい。