ゼロから始める魔法の書 第3話『決闘』

王都・プラスタへ向かう途中、商業の町フォーミカムにやって来たゼロたちは犬面の獣落ちと出会う、というお話。
今回は魔女に対する世間の風当たり(なんて生易しいものではございませんが)が描かれておりましたが、もっとハードにも出来たでしょうし、逆にその辺を曖昧にして逃げてしまうことも可能なのでしょうけど、その辺のバランスが実に絶妙でしたでしょうか。
どちらかに寄り過ぎればゼロたちの旅は重苦しさ一辺倒になってしまいますし、かといってもう一方を重視してしまいますと、折角作った作品世界が崩壊し兼ねませんからね。
魔女や獣落ちが生きるには辛い世界だけれど、そんな世界を飄々と生きているから彼等の度は実りあるものになるのでしょうから。
魔法の書を求める度はまだまだ続きます。