小林さんちのメイドラゴン 第10話『劇団ドラゴン、オンステージ!(劇団名あったんですね)』

クリスマスが近づくある日、怪我をした商店街の肉屋さんに老人ホームで催されるパーティの出し物を頼まれたトールはドラゴンズで演劇をすることにした、というお話。
今回も他愛のない物語だったのですが、彼女たちが本来居るべき世界では敵対している人間を楽しませるために演劇を見せようと思いつく辺りに、トールたちと人間の距離が考えている以上に近くなっている事が表れておりましたね。
ドラゴンたちが元の世界に戻った時対応に困りそうですが、戻るつもりはないのか、それともそれまでと違う生き方を探そうとするつもりなのか。語られることのない部分を想像できるのは良い作品の条件でしょうね。
劇の内容は想像通りメチャクチャ(笑)
でもドラゴン本来の能力を使えば死屍累々になってしまうことはもうトールたちも十分承知しているからセーブしていたのでしょうね。CGやマジックと誤解される程度の羽目の外し方でございました(笑)
一点疑問だったのは、才川ちゃんはカンナたちが異世界の住人と知っている描写はこれまでなかったはずで、…あんなに近くでトールたちの様を見ていてまだバレていないのかなぁ。
トールは小林からクリスマスプレゼントを貰い、カンナはサンタの来訪を楽しみに。今回も優しい世界の物語を堪能させて頂きました。