3月のライオン 第21話『Chapter.43 桜の花の咲く頃/Chapter.44 小さなつぶやき』

零が島田のお伴で人間将棋が開催される天童へ行ったお話。
島田と彼を取り巻く人間関係を描く事で、零の「身軽さ」が対比されていたかな、と。
様々なものを背負のは重荷にもなりますが動機にもなりえます。多分今の零に欠けているものはそれなのかもしれません。
尤も今の零は自分のことだけで精一杯なのでそれを背負いながら歩み続ける事は難しそうですが、その身軽さが勝負においては弱点にもなり得るでしょうね。
その事に気付くのはもっとずっと先になりそうですが。
天童が島田にとっての宝物であるとすれば零にとってのそれは「三月堂」
新作和菓子の開発会議(笑)の最後にひなが思い出したのは零。零にとってのかけがえのない「重荷」がそこにあったようでございます。