リトルウィッチアカデミア #9『ブライトンベリーアンデッド紀行』

外出日に街へ向かったアッコたちは、途中スーシィのキノコ採取のため墓場を通り抜けようとして、というお話。
思いの力かぁ、相変わらず良いお話に仕上げてまいりますね。
父と娘の関係性についてはもう少し掘り下げて欲しかったのですが、TVアニメの時間的制約の中ではこれ以上を望むのは酷というものでございますね。
この作品を視聴していて懐かしそを感じるのは、主人公がドジっ子というだけでなく明確な対立が存在していない大昔の魔女っ子アニメのフォーマットだからなのかもしれません。
ひみつのアッコちゃん」にしても「魔法使いサリー」にしても基本は「やって来て去る」までの諸々が描かれるだけで、大きな争いは描かれませんでした。
そういう物語ばかりで飽きられた頃「セーラームーン」のようにシリーズを通して対立が描かれ人気を博したのだと思いますが、それが長く続くと1話の中でのエピソード単位の重さ失われてしまっているように感じてしまうのでございます。
本作はアッコというドジっ子魔女を通して様々な世界を描いておりまして、その大昔と似たような作り方におじさんはノスタルジーを感じてしまうのかもしれません。
とは申しましても温故知新は悪いことではございませんので、他のジャンルでも本作のように上手く利用して欲しいものでございます。