3月のライオン 第20話『Chapter.41 京都2/Chapter.42 京都3』

島田の獅子王戦が終わったお話。
死力を尽くしても届かない存在が居るという事が不幸なことなのか幸せなことなのか簡単には判断できませんね。
簡単に手に入ってしまうものであれば人生を賭けて努力出来るものなのかと考えてしまいますし、永遠に手が届かないとすれば努力自体が虚しくなってしまいますし。
でもたどり着くべき目標が居るということは人生ではありえないわけで、その意味では努力するかいのある世界に生きるのは幸せなことかもしれません。
「君は僕を信じすぎる」
まだ原作は終わっておりませんので「最高の名セリフ」と断定はできませんが、ここまででは恐らくこれが一番。原作でこの台詞を読んだ時背筋がゾクッとしたものでした。
結局あれだけ努力をした島田も宗谷名人に気圧されていた証拠で、それを跳ね除けなければ彼に勝つことは難しいということのようでございます。
そして零だけが曇りのない目で最善手を見つけていたと。此処に零が宗谷名人への挑戦資格があるということが描かれていたのですが、…その伏線は原作でもまだ回収されておりませんで、羽海野チカ先生にはなるべく早く執筆して頂きたいものでございます(笑)