昭和元禄落語心中-助六再び篇- 第五話

八雲と助六の親子会が開かれた、というお話。
自分の色を出す佐平次ではなく、というのが助六の目指す落語のようでございます。
敢えて無色透明にすることで、聴く側一人ひとりがそれぞれの佐平次を作り出すことが出来るとするのなら、それは立派な助六だけの落語かもしれません。
その助六の「居残り」前に八雲絶命?
反魂香なんか焚くからみよ吉姉さんと二代目助六がお迎えに来ちゃっいまして、…いやそれを悟っていたからの八雲の演出だったのかなぁ。
八雲が見上げた時みよ吉の幻が現れた場面にはゾクッとさせられまして、石田さんの演技と制作陣の腕前が同調して素晴らしい映像を拝見させていただきました。
さて八雲の生死は次回で明らかになるでしょうけど、シリーズはまだ半分も終わっていないのにこの先どうするのでしょう?