3月のライオン 第14話『Chapter.30 月光/Chapter.31 自我のカタマリ』

獅子王戦挑戦者トーナメントの決勝、島田と後藤の熱戦を観戦する零のお話。
人間性では問題がある後藤であっても、棋士としてはまだ足元にも及ばないことを思い知らされた零は何を感じたのか。
相米二の言葉ではございませんが、恥をかくことを恐れず怯まず。そういう経験が零には必要なのかもしれません。
そしてあらゆる経験を糧にできた時、彼が棋士として成長し、後藤や島田、そしてその先に待つ宗谷名人を始めとする「化物」たちと同じ風景を見る資格を得るのでございましょうね。
まだそこは遠く。
もしかすると零の長く苦しい旅はまだスタートラインに立ってもいないのかもしれませんねぇ。