3月のライオン 第7話『Chapter.13 神様の子供(その3)承前/Chapter.14 大切なもの。大切なこと。/Chapter.15 将棋教えて』

零、高橋くんと邂逅すの巻。
誰かに語って聞かせるような「決意」ではないのかもしれませんが、真剣に聞かれ真剣に答え真意を理解して貰えた零の嬉しい気持ちがひしひしと伝わってまいりまして、このエピソードは原作前半でも大好きなエピソードでございます。
結局人は一人では生きて行けないわけで、でも理解して貰えない人間が何人傍にいても孤独は解消されませんが、一人でも理解してくれる人間が居てくれたのならそれで十分なのでございます。
もっとも零の周囲には彼を理解していたり心配してくれる人間は大勢おりまして、単に彼がそれに気がついていないだけなのですけどね。
気が付くためには顔を上げて周囲を見回す事が必要なのですが、今の零にはまだその余裕がないのかもしれません、大人びてはいてもまだ高校生ですからね。
距離感がつかめない将棋との関わりもひなたへ教えることで変化が訪れるのかもしれません。