ガーリッシュナンバー #04『イケイケ千歳とゆかいな仲間たち』

遂に初回を迎えた「ケーレス」だったが、というお話。
同じようにアニメ業界を舞台にしたコメディ作品に「SHIROBAKO」がございます。もちろんどちらも創作でございますから一片の真実と大部分の虚構であることは重々承知。
ただ両者で決定的に違うのは自分たちが所属している業界に対しての「愛」ではないかと考えてしまいます。
今現在のアニメの状況を考えれば、万策尽きる原因はさもありなんと見えるのですが、「SHIROBAKO」の登場人物たちがそうならないよう頑張った姿を見せてくれたのに対し、本作は一番大切なその部分が描かれていないところに「愛」の不在を感じてしまうのでございます。
頑張ったから報われるとかそういう問題ではなく、頑張った姿の滑稽さでもコメディは成立するのですよ。
そもそも関係者一同がばらばらの方向を向いていたなら作品なんて完成するはずもございませんしね。
この作品に必要なのは、失敗を繰り返し報われることも成功することもないけれど頑張るキャラでございますが、…精神的には千歳は有資格者なんだよなぁ(笑)
此処へ来て
不愉快度が上昇!
笑えないコメディを視聴するのは難しいものでございます。