ジョーカー・ゲーム 第11話『柩』

ベルリンの列車事故で死亡した日本人・真木克彦を日本のスパイと見抜いたヴォルフ大佐は、その男の背後にいる結城をおびき出そうとするが、というお話。
三好死亡。
スパイとして正体がバレて死んだわけではないところが、三好がスパイとして任務を全うしたことの裏返しででございまして、彼の優秀さを浮かび上がらせておりましたね。
ラストでヴォルフ中佐が「正体を知られることなく葬られたこのマキと呼ばれた男はスパイとしての人生を全うしたとも言える」と語っていたのが彼への賛辞でございましたし。
同盟国であろうと敵国であろうともそれは一時のことであり、スパイは短期的な視点ではなく長期的な視点で動く必要があるわけで、情報収集その一点が彼らの任務ということですね。
結城中佐の怪我の理由が明らかに。あの時ヴォルフ中佐が彼の本名を呼んだようですが、それは永遠の謎なのでしょうね。
自国に裏切られた結城中佐はその後も日本のために働いているのですが、彼の心は確実に日本を見捨てているのではないかと。
してみますと以前も書きましたが結城中佐は本当に「祖国喪失者倶楽部」の住人のようでございますね。