くまみこ 第拾壱話『都会へGO?』

まち、仙台へ行くの巻。
人の言葉を喋り現代文明に精通しているクマのナツという補助線を取り払ってしまいますと、本作は対人恐怖症でありながら人の多い都会に憧れる田舎少女の物語でございます。
本来笑いに転化するのは難しい素材を扱っておりまして、現に最近はまちの痛々しさばかりが目につきまして、面白いより可哀想というのが率直な感想でございます。
多少なりともまちが成長してくれていれば、そしてその成長が斜め上に向かっていたのなら面白さも感じられるのですが、彼女の症状は悪化の一途にしか見えませんからねぇ。
この内容でしたら笑いで扱うよりも真面目に扱ったほうが「座り」が良いように感じられます。
次回は少しでもまちの症状が改善してくれることを願っております。