ジョーカー・ゲーム 第8話『ダブル・ジョーカー(前編)』

陸軍内に存在する風機関が英国領事を内偵するお話。
D機関のメンバーを全員覚えておりませんでしたので、今回登場した蒲生もD機関の人間と考えておりましたが、協力者を平然と殺した時に「アレ?」となり、その後の展開で彼は別組織の人間だったのだと気が付きました。
お話の引っ張り方としては上手いやり方でございましたね。
スパイとして対極の歩法を使う二つの組織。
目的のためならば時には口封じも必要だと思いますが、その瞬間相手の組織に自分の存在を明かしてしまうことになりますから、諜報員としては多分失格ですね。
自分の存在を気づかさせないためには誰も殺さない、そして同じように死なないことで存在を見せない。それがスパイとしての上策でございますからね。
さて今回D機関の動きは描かれておりませんでしたが彼らも動いていたようです。D機関のスマートな方法はどのようなものか、それが次回のお楽しみでございます。