クロムクロ 第七話『東雲に消ゆ』

由希奈が戦いの現実を知り悩み戸惑うお話。
物語と致しましては前回の激しい戦闘を受けて各人の心の動きを描いた静かな回でございましたが、戦う理由といったこの作品の一つの柱を描いておりましたので避けては通れないエピソードでございますね。
いきなり戦いの渦中に放り出された事と、過去の悲しい思い出を持つ由希奈の心情が丁寧に描かれて降りまして好感。餃子を作りながら母子の相克を見せるなんて素晴らしい(笑)
敵登場。
エヴァ以降でしょうか、敵が描かれなかったり曖昧なままだったりいたしまして、それはそれで一方の内面を深く描くことに専念出来るようになったので新基軸を確立したと考えますが、こういったベタな敵も捨てがたいですね。
思いが千々に乱れた由希奈失踪。剣ちゃんは彼女を見つける(物理的な意味ではなく)事が出来るでしょうか。