ハイキュー!! セカンドシーズン 第24話『極限スイッチ』

青城戦終了。
お互いが死力を尽くして試合終了へ向かって行く過程が過不足なく描かれておりました。
昔のバレーボールですとサーブ権を持ったチームにしか得点は入りませんでしたから、選手の心理描写を描くだけならその頃のほうが簡単だったかもしれません。
ですが試合時間が長くなるということは間延びの危険性もございまして、…昭和の代表的なスポ根アニメであるところの「巨人の星」ですと飛雄馬の手からボールが離れて花形が打つまで2週間位平気で使ってましたからね(笑)
あれはあれで悪くはないのですが、スポーツはスピードも命でございますから刻々と進みながら変化する選手の心理を描くこちらの方が好ましく感じられます。
最後の決め手は成長。
及川や青城のメンバーに勝利への執着や成長がなかったわけではございませんが、烏野と日向の「伸びしろ」が僅かに優っていたということなのかもしれません。
ここまでのエピソードで烏野の部員たちの頑張りを描いてきたことで、その部分の説得力が与えられていたようでございます。
限界を突破するのは遺志ある者だけ。
それは勝者にも敗者にも等しい可能性のようでございます。