僕だけがいない街 第三話『痣』

加代の失踪した日を特定した悟、というお話。
同じ日を繰り返せれば前よりも上手く立ち回れると考えてしまいますが、中身が大人の悟でさえ同じ失敗を繰り返しておりましたので、そんなものなのでしょうね。
そしてどんなに知恵があったとしても体が子供である以上、出来ることには限界があるのだと描かれておりまして、この辺も切なかった。
今の悟で本当に最悪を回避することが出来るのかと視聴者を不安にさせることは成功。…本当に回避出来るのでしょうか?
不安で不吉な過去の中で二人で見たクリスマスツリーの美しさだけが救いでございましたが、その「想い出」が楽しいものになるのか痛みを伴うものになるのかは、これからの悟の活躍次第でございますね。
正直嫌な予感しかしておりませんで視聴しているのが辛くなってまいりましたが、この感情を喚起させてくれるのはこの作品が上手いからでございますね。