櫻子さんお足元には死体が埋まっている 第漆骨『託された骨(前編)』

正太郎の高校の文化祭にやって来た櫻子は、そこで磯崎の前任者・佐々木が残した標本の整理を手伝うことになったが、というお話。
未整理の標本から人の骨を見つけたのですが、警察によれば事件性はないという事でございまして、この辺のお話は以下次回でございますね。
櫻子の態度に立腹する正太郎。
でも理系の人間に求められるのは事象に対する冷徹な観察眼でございますので、むしろおっさんは正太郎の気持ちの方に違和感を覚えてしまいました。
確かに飼猫に対して冷たいのかもしれませんが、愛情の表現方法は一つではございませんで、そこに思いが至らないから「少年」なのかもしれませんねぇ。
そういう愛し方もあると知った時、正太郎くんは少年時代から卒業出来るのかもしれませんが、…まだ先の事なんだろうなぁ。
と云う事で見つけた骨の過去は次回。