響け!ユーフォニアム 第三回『はじめてアンサンブル』

パートに別れて練習を積む久美子たち新入生だったが、はじめての合奏は散々なものに。そして北宇治高校吹奏楽部の過去が明らかに、というお話。
やはり熱意の差が部の分裂を招いていたようで、これが部活動の最大の問題点でしょうね。
やる気のある者からすればそうでない者は邪魔でしかなく、一方楽しめればいいと考える者からすれば前者は鬱陶しい存在でしかなく。
本来であればやる気のある者だけで目標に向かってまい進する部を構成していれば問題は起こらないのでしょうけど、そういう部は名門ですとか有力校といった入部希望者が最初から志を持っている学校のお話でしょうしね。
動機付けの難しさが現れておりまして、この部を再生するのは難儀なお話になりそうでございます。なにしろ高校の部活動は時間制限がありますからね。
滝先生の対応は理解できる(去年のそういった出来事を踏まえて、生徒間の争いを回避。そして自主的に再生するのを待っているのでしょう)のですが、全てを生徒の自主性に任せるってのも、指導の放棄に見えてしまいますよね。
久美子たちはやる気のない上級生たちを動かすことができるのでしょうか? それが当座の見所でございますね。