ALDNOAH.ZERO 19『楽園の瑕』

着々と権力固めを進めるスレインの元にアセイラム姫が覚醒したという報告が来て、というお話。
二兎追うものは一兎をも得ずということわざが頭に浮かびまして、これでスレインがもう少し人生経験を積んだ大人だったらと考えてしまいました。
スレインが「動き出した」当初、権力は彼にとって手段でしかなかったと思いますが、姫が目覚めないから目的に変化。
そしてそれが順調に進行し始めもうあと少しで手中に収めるところに来た時、彼の生きる希望が復活してしまった、と。…好きでもない女まで騙したというのにね。
後戻りはできないと本人も自覚したようですが、その先にあるのは破滅以外ございませんで、人生経験が乏しい若者はそれを知りませんで、それが悲しい。
悲しいといえば眠っている間に世界が様変わりしてしまい、関係修復はほぼ不可能な所まで来てしまったことにアセイラムが気が付いた時彼女が感じるであろう絶望も同様。彼女に罪はないと思うんですけどね。
破滅の道を進むスレインは新たな地球侵攻作戦を開始。イナホ大ピンチでございます。