純潔のマリア 第三話『武器でなく信仰で』

マリア、神様に「枷」をはめられるの巻。
マリアが一体何歳なのか直接描かれておりませんので現時点では不明なのですが、魔女ですから長命だったとしても不思議ではなく。だとすれば神様ほどではなくても彼女も人間の営みの目撃者でございますね。
愚かではあっても愛すべき生き物であるからこそ無為に死んで行く事を許せない、…のではないかと考えております。
彼女にとって信仰をもってすがる人間に奇跡ひとつ見せない神は許せないのかもしれませんが、神様にしてみれば何か一つに介入しても世界は変わらないと知っているから関与しないのかもしれません。その代わり死者は救ってくれると。
マリアは生者ですから「今」だけを見ているけれど、神は「来世」も見ているという立場の違いかもしれません。
教会と対立。
何もしてくれない神様を信じる教会と自分の力で今日を生きようとしているマリアが仲良く出来るわけもなく。対決必至でございます。