暁のヨナ 第十二話『目隠しの龍』

青龍の過去話。
一人目の「龍」が愛され敬われながら育てられていたのに対し、二人目の「龍」は疎まれ蔑まれながら育てられていた対比が上手いですね。
キャラの差別化という点で上手いわけではなく、ヨナ本人を直接描くのではなく、従う臣を描くことで間接的にヨナを描いてみせる。そうした対極の「龍」を従える度量がヨナには備わっていると見せる点が上手いなと。
しかしあんな育てられ方をしては正確がネジ曲がっても不思議ではないのですが、作者さんはここでも真っ直ぐに成長した青年を選んだようでして、あくまで気持ちのいい路線を進むようでございます。
青龍の「呪われた力」が具体的にどのようなものなのか、そして心に傷を負っている彼をヨナがどう引きつけるのかは次回のお楽しみ。
しかし全24話の半分を消化したところで次回はお休みのようでございます、残念。