アカメが斬る! 第24話(終)『アカメが斬る!』

帝国最後の将軍エスデスとアカメの死闘が始まって、と云う最終回。
ナイトレイドはナジェンダとアカメを残して全員死んでしまいましたが、こういう内容であれば生き残こさせても仕方がございませんので納得の終幕でございました。
最終回はアカメとエスデスの戦いを渾身(と思えるほど)の作画が彩ってくれましたし、きれいにまとめたと思いました。
では愚痴を(笑)
結果的に政府対反政府といった内容にするのであれば、発端の設定である「暗殺組織」は登場人物たちの行動を制限してしまいまして、むしろ最初から反政府組織の隠密部隊としておいた方が良かったような気が致しました。
また暗殺集団という設定を守りたいのであれば、それこそ「必殺シリーズ」のように様々な悪を倒しながら彼らの生き様と死に様を見せることも可能ではなかったかと。
その辺の設定と展開していた物語の噛み合わせが最後まで気になってしまいました。
終わりよければが私の信条なので、エピローグも消えていった者たちへのレクイエムとして機能しておりましたし、この幕引きについて不満がない以上「良い作品」認定なのですが、もっと面白くなる可能性が感じられましたので惜しかった考えてしまうのでございます。
権力は腐敗する。
とするならばアカメの役割は終わっておりませんでしょうし、新しいナイトレイドもすぐに誕生するのかもしれません。その時はアカメには盛大に「斬って」頂きたいものでございます。