PSYCHO-PASS2 サイコパス #11(終)『WHAT COLOR?』

こういった作品の場合、明確な結論が出ないことは最初から予想されたわけですが、では宙ぶらりんな状態で終幕を迎えることが唯一の道かといえば…、どうなんでしょう?(笑)
今回のシリーズでは朱は自分の信じる方法で社会を変えて行くという決意を新たにしたわけでして、それはそれでひとつの見識ではございますが。
ですがそれは前シリーズでも出ていた「答え」でしたので、このシリーズでは「ではどうやって?」を見せてくれるものだとばかり考えておりましたので些か拍子抜けしたのは事実。
今回の「事件」を通して朱がその意志をより強固なものにした、朱は前回よりも成長した。それを描きたかったのだとすれば成功ではございますが…。
最初から「完結編は劇場で!」といった雰囲気が漂っておりましたので多分そういう流れになるのでしょうが、
田舎には巡回して来ないんだよ!
数ヶ月遅れでDVDなりBDなりで試聴するしかないと諦めてはおりますが、テレビを観ていた観客もお客に違いはないでしょうし、こういう作りは何とかして欲しいものでございます。
拠って立つ絶対的なものがある人間は色相は濁らないけれど、そんな人間を基準に社会を構築して行く事は無理!
それが今シリーズを視聴した私の結論でございました。…それにしても雛河翔のCVを櫻井さんにしたのは伏線だと思っていたんだけどなぁ。