アニメ][BS11]暁のヨナ 第三話『遠い空』

逃亡の最中、ヨナとハクに去来する遠い日の思い出、というお話。
やはり前回の後半に見せた「ずっと先のヨナ」は、あれをあそこに挿入しても意味不明な構成だったなぁと考えてしまいました。
それは兎も角。
思い出が楽しければ楽しいほど、三人の今の状況の悲しさが強調され、さらにあの関係は永遠に失わられてしまったのだという喪失感も醸しだされておりましたね。
そうしたものを見せたからこそ未だスウォンに対する想いを断ち切れないヨナに対して視聴者としてイライラすることもなく。上手い構成だったと思います。
逃走劇としては追手がかからない事に不満は残りました(「精霊の守り人」はここで序盤の見せ場が用意されておりました)が、ここで描きたかったのはヨナの心の傷の深さだったでしょうから、それは描けていたので十分でございますね。
ここからヨナがどう立ち上がって行くのかが焦点なのですが、おじさんの苦手な恋愛要素(笑)を控えめにして頂ければ幸いでございます。