まじもじるるも さの11『結成★ガールズバンド』

「部」昇格のためFHKの知名度を上げようと棚子の発案で「高校生バンド天国」に参加することになったが、男どもは楽器を扱えず棚子がガールズバンドを組むことに、というお話。
るるもが魔界の歌を歌うと人間界で大変なことが起きるという展開を予想しましたが、そんな事はなく。
ここまでのエピソードもそうでしたが、この作品は魔界と人間界が争ったり危険な状態に陥るといったストーリー性の強い物語を描こうとしているのではなく、異世界にひとりぼっちで放り出されたるるもがそこで友だちを見つけ人として(?)成長して行く姿を描いておりますので、大きなドラマは必要ないってことかもしれません、今のところは。
何をしてもドジなるるもにも「歌が上手い」「声が綺麗」という誇れるものがあり、そのことで風紀委員たちからも「るるちゃん」と呼ばれ親しくなり。
完璧な人間が居ないと同様、何をしてもダメな人間もおりません。魔法が得意でない魔女は魔女としては存在価値はないのかもしれませんが、他の道には生きる場所がありそうなのですが、さて。
「修行」は全然捗っておりませんが、るるもの健気さだけを見せてこのシリーズは終了してくれることを願っております。唐突な「締め」は要りませんよ!(笑)