スペース☆ダンディ 第16話『急がば回るのがオレじゃんよ』

湯浅政明回。
しかしこういった作家性の強い話をシリーズの中の一本として制作できるこのシリーズの懐の深さを改めて思い知らされまして、このシリーズはそれだけで存在理由がございますねぇ。
物語は結構ブラックなものですし、オチは最低(笑)でございましたが、だからこそこの作画と演出がそれらを中和する意味を持ちましていい味を出しておりました。
様々な「作家」が持ち味を出しても「ダンディ」という作品として成立してしまう。
こういった作品がこれから主流になるともフォロワーを生み出すとも考えてはおりませんが、渡辺信一郎総監督が作った「枠」は今のアニメの製作環境に風穴を空けてくれたのかもしれませんね。