棺姫のチャイカ 第11話『偽りの姫君』

航天要塞ソアラの中でも外でも風雲急を告げていた、というお話。
三人目のチャイカが登場して白チャイカに自分たちが生み出された理由を告げておりましたが、遺体の数が8つなのですからそんなに多くチャイカを作らなくとも、…ああでも失敗して倒される事も想定しているのかもしれませんね。
こちらのお話に関してはある程度予想通りなのですが、ガズ皇帝の遺体を全部集めると魔王復活ってことなのでしょうか?こちらにつきましてはまだ先が見通せておりません。
始まりは植え付けられた記憶と使命だったとしても、今のチャイカは様々な人達と出会い経験を積んだのですから作り出した人間(?)の思惑からは外れていそうな気がしておりまして、チャイカがそれを自覚できるかどうかが三人目のチャイカの呪縛から逃れられるかどうかの分岐点かもしれません。
リカルドとグラートはトールと同じく戦乱の時代を望んでいるので目的は同じように見えるのですが、トールの場合戦場は手段でしかなく目的は別なところにあるように見えるのが相違点でしょうか。
生と死が交錯するギリギリの場所が戦場で、トールはその場所に身を置いて生の実感を感じたい。そしてそこで斃れるようなことがあったとしても不満はないでしょうかね。
彼がチャイカに従っているのも彼女がトラブルの発生源で、一緒にいれば小さいけれど戦場を作り出してくれるから、のような気がしております。ですからあの二人と求めるものは全く違うのでございます。
それに致しましてもアカリが強過ぎたり、フレドリカが二週続けて殺されて役に立たなかったり(笑)、トールも大変でございます。