デート・ア・ライブII 第10話(終)『反転』

精霊として暴走した十夏を士道が取り戻したお話。
そうか、劇場版も決定したのか。第2シリーズも制作されたということは人気があるってことなのでしょうけど、そう考えますとこの作品の魅力に気付けなかった私にはそもそも視聴資格がなかったのかもしれません(笑)
第1シリーズの当初、選択肢を後方で選択して主人公に伝えながらヒロインを攻略するといった切り口は面白く感じたのですが(ただしその時にも書いた記憶があるのですが、選んでから実行するまでのタイムラグがアニメでは気になっておりました)、その設定も有耶無耶のうちに描かれることがなくなったのは残念。
精霊の女の子たちは魅力的でございましたが、であれば実生活に支障のある彼女たちを面白おかしく描くだけでもいいと感じていたのですが、作品はラタトスク機関とDEM社の争いに移行してしまい女の子の魅力を伝えるという点では物足りなさが残ってしまいました。
しかも2シリーズ消化したというのにそちらの争いの行方は尻切れとなり、精霊と士道の関わり、肝心の士道の「正体」も中途半端に終ってしまいまして作品としては未完成だったのも印象が希薄になってしまった原因だったかもしれません。
とは申しましても2シリーズ全部視聴させたのは女の子たちが魅力的だったわけでして、もう少し彼女たちの魅力を全面に出してくれたならと残念でなりません。
当初から2クール26本の尺を確保できていたなら展開も違ったものになったでしょうから、生まれの不幸はこの作品の落ち度ではないことだけは理解しておきたいと思います。