ラブライブ!2期 第10話『μ’s』

地区大会を勝ち抜いたμ’sは新年を迎え、本大会向けのキャッチフレーズを考えることになった。そんな時A-RISEのリーダー・ツバサが穂乃果を訪ねてきて、というお話。
みんなで叶える物語
完璧なものには驚嘆するしかございませんが、不完全なものにはどこか「隙」があって、人はそういう部分に共感するのではないかと。
μ’sが不完全だと云うではございませんで、発展途上故に応援したくなる気持ちを掻き立ててくれるような気が致しました。「叶える」というよりも「作る」が相応しいかもしれませんね。
「代弁者」としてその夢が自分たちだけのものではないと自覚したエピソードでございまして、此処から先は責任の重さを穂乃果たちが感じてくれるのかもしれません。
今回のお話で唯一不満があったとすれば、折角ライバルであるツバサが登場したのですから、彼女の涙が見たかったかなぁ。
悔しさだけの涙ではなく精一杯やり遂げた結果の涙は、ライバルであるμ’sにファンだけではなく倒した相手の思いも背負う決意を促してくれたでしょうから、そういう描写もあっても良かったかな、と。
…昭和生まれのおっさんは、そういう「臭さ」が好みなのでございます(笑)