ブラック・ブレット #08『境界線の石碑』

ラニウムを浸食するガストレア・アルデバランによってモノリスのひとつが倒壊されそうになり、蓮太郎は新しいモノリスを用意するまでの3日間ガストレア迎撃に駆り出される、というお話。
原作ではどうなのか分からないのですが、このアニメではノーマルな人間たちの描き方が通り一遍なものに見えてしまっているのがのめり込めない原因と判明、…今更ですが。
自分たちでは戦おうとせず、その一方特殊な力を持った子供たちに戦わせておきながら(もっともその事実は知らされていないのかもしれませんが)その子供たちを排斥しようとしていたり、差別して恥じるところがない部分が大嫌いなんですよねぇ。
絶滅の危機がそこまで迫っているというのに、です。
どうも描き方に納得が行きかねる部分でございまして、恐れてはいるけれど一方では感謝もしている弱い存在として描いても良いと思うのですが、う〜ん。
守る方もそんな人間を守る理由が全然感じられませんで、いっそ「人間はどうでもいい。この子供たちを守るためだけに戦う」と蓮太郎に宣言させた方がすわりは良いように感じられて仕方がございません。
命をかける理由に説得力が欲しい、見せて欲しい。それが今の望みでございます。