ウィッチクラフトワークス 第1２話（終）『多華宮君とウィークエンド・後編』

仄の力が発動して日常が戻って来たお話。
このお話も「未完」でございまして、仄が「魔女」としての力を得たこと、綾火との間が進展したこと以外は謎のまま。連載が終了していない以上さすがの水島監督もこれ以上手を付けられないと云ったところでしょうか。
同じように原作が連載中でも「侵略！イカ娘」のように一話完結で終わりのない作品とは違いこの作品では明確なゴールが存在しているでしょうし、その最終到達地点がまだ見えていない状態の作品と比べれば構成の難しさは雲泥の差なのかもしれません。
完結していた「Another」やこの作品の後に再放送されていた「ガールズ＆パンツァー」のようなオリジナルであれば監督独自の視点を披露できるのかもしれませんが、やはり原作ものは一筋縄ではいかないようでございます。
水島監督作品としての本作の印象として「ケメコデラックス！」かなぁ(笑)
沢山の魔女が登場してくれましたし、単純に敵味方に分かれてということでもなさそうでしたので人物配置として面白い作品のようでしたので、もう少しキャラを丁寧に見せて頂けたら嬉しかったかもしれません。
リターンマッチがほしい処なのですが、売れっ子の水島監督がもう一度この作品に関わることがあるのかどうか。全ては売り上げ次第ということでございましょうね。