ガンダムビルドファイターズ 第15話『戦士(ファイター)のかがやき』

決勝トーナメントに進むためには第8ピリオドでの加算がどうしても必要になったセイとレイジ。だがその相手は強敵のリカルド・フェリーニだった、というお話。
既に決勝トーナメントに進出することが確定しているフェリーニにしてみれば、機体の損傷を抑え、しかも旧知のセイとレイジ相手に本気で戦うメリットは全くないわけで、キララの言う通り負けてあげる選択肢もあった。
でもそれは相手にも自分にも失礼極まりない行為で、少なくとも「遊び」にそれを持ち込んではいけない。遊ぶってことは常に真剣に臨める楽しいことでございまして、だから手を抜くなんてことは考えもしてはいけません。
登場する多くのキャラにはそれぞれ思惑もありそうですし、一癖も二癖もありそうな連中ばかりですが、それでも彼らはガンプラが好きという一点で同士でございます。
真剣に戦ってこそ遊びは楽しい。
ラスト激戦の後セイとフェリーニが楽しそうにガンプラの修理をしていたカットに全てが語られていたかと。
つくづく陰謀話や裏設定は必要ない作品だなぁと感じさせてくれたエピソードでございました。