ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル Episode2『ハード・ケース』

セシルが小日向の無実を証明するためにノーフェイスを捕えて証言させようとしたお話。
魔法法廷ものだと思っていたらロボットアクションものだったでござる!
という冗談は兎も角と致しまして、色々と問題のある内容でございました。
まず法廷ものとして説得力が絶対に足りていないでしょうか。特にノーフェイスに小日向の無実を証言させる場面では、何故彼らが何の得にもならない証言をしていたかが描かれておりませんで、画面に向かって「オイオイ」と突っ込んでしまいましたよ。
ノーフェイスがそう証言せざるを得ない絶対的な証拠の提示、または証言することで彼らの犯罪を軽減させる取引などが最低限必要で、それが描かれていてこそあの証言シーンを視聴者に納得させることができたんじゃないかと。
…法廷もののひとつのエピソードを2回でまとめるのはさすがに無理があるのかもしれません。
あの裁判長の前では真実しか話せないという設定でもあれば納得もできたのですが、…それならそもそも裁判なんてする必要はないのか(笑)
制約の多い魔術と、現実に近い裁判を組み合わせて視聴者を納得させられるだけの内容を用意出来るかが、この作品の成功への鍵になるのかもしれません。