シリーズセカンドシーズン 恋物語 第恋話『ひたぎエンド 其ノ肆』

撫子を騙そうとする貝木の宿泊先に「この件から手を引け」という脅迫状が届けられる。差出人の手がかりを得るため貝木はひたぎと連絡を取るが、というお話。
正統派の推理モノであれば登場人物の中に犯人がいることが絶対条件でございますが、…西尾さんの作品だしなぁ(笑)
問題は誰が書いたかではなく何故書いたのかの方かもしれませんね。貝木の介入が失敗したとしても事態に大きな変更はないでしょうが、成功した場合阿良々木くんと戦場ヶ原は生存するでしょうし、もしかすると撫子が蛇神から解放されてしまうのかもしれない。
その事で生じる不都合を好ましく思わない人物とは誰なのか…、前シリーズの「くらやみ」くらいしか思い当たらないなぁと思っていた所に羽川登場。
このエピソードで羽川の役割があるのかどうかはよく分かりませんが、貝木にとって女の子に囲まれる展開となりまして、なるほど選り取りみどりのこの状況が「恋物語」なのかと(笑)
…多分違う
それにしても全開のラストシーンが放置されておりまして、貝木がクローゼットの中に見たものはなんなのだっ!(笑)