リトルバスターズ!〜Refrain〜 第7話『5月13日』

東京から恭介が帰ってきた、というお話。
視聴者にとっては2度めの「5月13日」と云うことになるのですが、作中では何度目の「5月13日」なのか。
恭介は引きこもりになってしまいましたし、鈴は前回以上の対人恐怖症を患っておりましたし、真人と謙吾も前回とは違い何処か殺伐とした雰囲気を漂わせておりました。
理樹と鈴には前回の記憶が引き継がれていないようでしたが、鈴の変化は前回のラストシーンを受けてあのように変化したと考えてもいいのかな?
恭介の変貌は「何度繰り返しても望む未来に行き着くことができない絶望から」のように見えましたし、真人と謙吾も記憶の引き継ぎがあるように見えたのですが、全てはまだ謎のままでございます。
理樹や鈴にも記憶の断片は残ってはいるようで、他のものではなく「野球」を選んだことがその証拠かと。
一番の違いは今回の理樹は恭介に言われたからではなく自分の意志で楽しいことを見つけようとしている事でございまして、その変化がこの「世界」を抜け出す鍵になるのではないかと予感させてくれた処でしょうか。
ゲームですと分岐してあらゆる場面でバッドエンドやハッピーエンドに終わってもセーブポイントから新しいルートを進むことができますし、これまでの全てのエピソードがそういった趣向だったのでしょうけど、アニメで複数のルートを見せながらそれらを関係付けながら最後のルートを描くという作業は大変難しいもののようでございます。
この作品がその難しい作業をやり遂げることが出来たのかどうかは、ラストシーンの後で分かる事でございましょう。