凪のあすから 第五話『あのねウミウシ』

ちさきの想い、あかりの願い、美海のキモチに光の男気、というお話。
人の心は本当に面倒でして、皆幸せを願っているだけなのにうまく行きません。
それはそれぞれの「幸せ」が同じではないからで、自分の幸せを得ようとすると時として誰かと争うことになったり、他人の不幸の上にしか自分の幸せがないことに気がついたりする人ほど幸せに迷うのかもしれません。
我儘を押さえつけて幸せを手にしたとして、果たしてそれは本当の幸せなのかという問題もございまして、…あかりは自覚しておりましたが「貪欲」な願いの果てにしか本当の幸せはないのかもしれませんね。
ただお互いの我儘をぶつけ合えばどこかで合意点も見つけることが出来るのかもしれませんで、「我慢」は禁物ということでしょう。
あかりと美海は本音をぶつけ合ったことで「わだかまり」は解消したようで重畳。
光も他人の気持ちを推し量る事ができ成長が見られますが、ちさきの想いの先行きは不透明ですね。これは誰に頼ることも出来ない彼女自身で解決するしかない問題でございます。
…今週はまなかの影が薄うございました(笑)