シリーズセカンドシーズン囮物語 第乱話『なでこメドゥーサ其ノ肆』

撫子神になるの巻。
やはりそれまでのクチナワは撫子が創りだした妄想の産物だったようで、でも結果的に解放したクチナワと同化して神様になってしまったというお話でございましたが、さてこれをどう解釈していいものなのか。
多分根本的に理解しようとすればCパートの予告が本当になった時(あれはフェイクの可能性もあるんですよねぇw)分かるんじゃないかと考えるのですが、今回のエピソード単体で判断すると撫子は間違った成長を遂げてしまったと見えなくもないかなぁ。
他者との関わりを一切持とうとせず自己完結を肯定し自分の中に世界を作った結果、その世界で神となってしまったように見えたのですけど、たしかにその世界の中では全知全能の神として君臨できるのかもしれませんが、はたしてそれは撫子の望んだ世界なのかという問題が残ってしまうような。
道に迷ってしまうということはよくあることで御座いますが、そのままでいいとは思えませんし、であるならこのエピソードは撫子を其処から救い出すエピソードが必要ではないかと考えてしまいました。
ですのであの予告が実現してくださいませんと、この物語は未完であると判断せざるを得ないのでございます。